Record China 2012年6月7日(木) 12時11分
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5日、台湾の李登輝元総統が台湾中央大学で講演を行った際、尖閣諸島に関する中国本土学生からの質問に対し、「日本領でないと言うのなら、証拠はどこにあるのか?」と詰め寄り、会場が一時騒然となった。資料写真。
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2012年6月5日、台湾の李登輝(り・とうき)元総統が台湾中央大学で講演を行った際、尖閣諸島に関する中国本土学生からの質問に対し、「日本領でないと言うのなら、証拠はどこにあるのか?」と詰め寄り、会場が一時騒然となった。6日付で香港・中国評論新聞社が伝えた。
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質疑応答で手を挙げた中国本土の学生はまず、「両岸(中台)学生は今後どのように発展していくべきか?」と質問。これに対し、李元総統は「良い関係を維持するべき。台湾は中国の一部などと言うべきではない」と回答した。
その後、李元総統が台湾メディアで「尖閣諸島は日本のもの」と主張していることに触れ、「本当にそう思われているのか、この場を借りて確認したい」と問いかけると、「尖閣諸島は漁業をする場所。領土問題は存在しない。だが、君が日本領でないと言うのなら、証拠はどこにあるのか?」と詰め寄り、会場は一気に険悪な雰囲気に。
司会者が慌てて「時間も時間なので」と質疑応答を終わらせようとしたが、学生はさらに食い下がり、「台湾は捨てられた存在に思える。誰からも関心を寄せられていない」と応酬。李元総統が講演で「台湾は50年間の日本統治時代に日本から多大な影響を受け、現代化が進んだ」と話したことに対しても、「台湾の現代化は米国の影響、日本は近代化に影響を与えただけ」と否定した。
会場はさらに緊迫した雰囲気となったが、李元総統は寛容な態度で「この学生が台湾に学びに来ているということは、台湾の歴史に大変興味を持っているのだろう」と述べ、台湾の歴史について書いた自身の著書をこの学生に贈ったという。(翻訳・編集/NN)
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