台湾の勲章の窃盗犯、本土でお咎めなしに=中国のそれなりの法治主義で―台湾メディア

Record China    2012年6月6日(水) 11時33分

拡大

5日、台湾・中時電子報は記事「中国本土観光客、台湾で『青天白日勲章』を盗む=台湾を離れれば刑事罰なし」を掲載した。中台の往来がますます増えていくなか、明らかとなった司法の穴への早急な対策が求められている。写真は青天白日勲章。

(1 / 2 枚)

2012年6月5日、台湾・中時電子報は記事「中国本土観光客、台湾で青天白日勲章を盗む=大陸に戻れば刑事罰なし」を掲載した。

その他の写真

5月4日、ある中国本土観光客が金門島の胡[王連]将軍記念館から青天白日勲章を盗み出す事件があった。台湾当局が窃盗犯を特定した時には、すでに台湾を離れ本土に戻っていた。中国本土に連絡し勲章は返還されたものの、新たな問題が浮上した。

その問題とは今回の窃盗犯の罪を問うことが事実上できないということ。中国本土は台湾を外国とは認めていないため、通常の国家間の犯罪摘発協力はできない。一方で中国本土の刑法では窃盗事件は現地警察が管轄することになっているため、中華人民共和国としても今回の窃盗犯を管轄する部局がない。

つまり中国本土市民が台湾で、あるいは逆に台湾市民が中国本土で窃盗事件を起こしたとしても、逮捕される前に出境すれば司法で罪を問われることがないのが現状だ。中台の関係がますます緊密になるなか、今後もこうした事件は増え続けると予測されるだけに、早急の対策が求められる。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携