明代の沈没船を引き上げ、考古学的検証が開始―天津市

Record China    2012年6月4日(月) 14時28分

拡大

2日、天津市の北運河で見つかった明代の沈没船が引き上げられた。間もなく考古学的な検証が行われる。

(1 / 4 枚)

2012年6月3日、中国新聞社によると、天津市で2日、全長12.66メートルの明代の沈没船が引き上げられた。間もなく考古学的な検証が行われる。

その他の写真

今年4月、天津市と北京市を結ぶ「北運河」で沈没船1隻と陶器の破片が見つかり、5月に入って考古学者らが調査を行ったところ、同じく明代の船2隻のほか、元、明、清代の鉄や陶磁器、骨、木、竹など600点余りが発見された。

天津市文化遺産保護センターの梅鵬雲(メイ・ポンユン)主任によると、3隻とも木造船で、川底の深さ3〜5.5メートルに埋まっていた。1隻は保存状態が良好だが、1隻は破損が激しく、もう1隻も船首と船尾が失われた状態となっている。

明代の船の発見は中国古代の輸送や船舶の歴史を研究する上で極めて重要な価値を持っていると同時に、北運河は北京と杭州を結ぶ「京杭大運河」の一部でもあることから、大運河を世界文化遺産に申請するための重要な歴史的物証にもなると専門家は話している。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携