尖閣近海で日本漁船に衝突された台湾漁船、「日本漁船が逃げた」と思い込み130キロ追跡―台湾メディア

Record China    2018年6月21日(木) 11時40分

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21日、台湾の自由時報や聯合新聞網など複数のメディアは、尖閣諸島(台湾名:釣魚台列島)付近の海域で18日午後、台湾の漁船が日本の漁船に衝突される事故があったと報じている。資料写真。

2018年6月21日、台湾の自由時報や聯合新聞網など複数のメディアは、尖閣諸島(台湾名:釣魚台列島)付近の海域で18日午後、台湾の漁船が日本の漁船に衝突される事故があったと伝えた。

報道によると、台湾・基隆籍の漁船「進興21」は18日午後4時ごろ、尖閣諸島の北83海里(彭佳嶼の東北130海里)の地点で、日本籍の漁船「宝生丸21」に後方から衝突された。この事故で船尾部分が損傷したが船体への浸水はなく、船上の5人も無事だった。海岸巡防署は通報受けるとすぐに巡視船「宜蘭」を救援に向かわせた。

交渉時に言葉が通じなかったため日本漁船の船員は名刺を残して現場から離れたが、台湾漁船の船長は日本漁船が逃走したと思い込み70海里(約130キロ)に渡って追い掛けた。その後、宜蘭が到着したため追跡を諦めたという。衝突による被害額は100万元(約360万円)近くに上ると訴えているという。

基隆海巡隊は現在、人員を漁港に派遣して衝突原因の把握に努めており、「国民の権益を守るため、外交ルートを通じて船長の求償事務に全力で協力する」としているという。(翻訳・編集/柳川)

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