手っ取り早く大金を稼ぎたい若者30人が腎臓違法売却の“合宿”=闇組織の介在も明るみに―浙江省

Record China    2012年5月31日(木) 5時59分

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29日、中国浙江省杭州市で違法に腎臓売買を行う闇組織の存在が明らかになった。てっとり早く大金を稼ぎたい若者30人余りがドナーとして待機していた。写真は若者らが共同で寝泊りしていたマンションの一室。

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2012年5月29日、中国浙江省杭州市で違法に腎臓売買を行う闇組織の存在が明らかになった。中国中央テレビ(CCTV)の公式ウェブサイト・央視網が伝えた。

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地元のネットユーザーが中国版ツイッター「微薄」に書き込んだことで明るみになった。書き込みは、杭州市内のマンションの一室に30人余りの青年が腎臓のドナーとして共同で寝泊まりしているというもの。腎臓は1つにつき一律3万5000元(約44万6000円)で売られているという。

いずれも手っ取り早く大金を稼ぎたい若者ばかり。背後には闇ブローカーが控えており、ドナーの募集から適合検査、手術まですべてを手配、若者らはそれに従って腎臓摘出手術を受けるだけという仕組み。すでに、警察には通報されており、現在、当局が特別捜査チームを設けて捜査中だ。

中国では年間約100万人が人工透析を受けているが、過去1年間で合法的に腎臓移植を受けた人はわずか4000人。需要に供給が全く追い付いていない現状が闇ブローカーを暗躍させる温床となっている。こうしたブローカーはインターネットで違法に腎臓売買の広告を掲げ、仲介料を稼いでいる。(翻訳・編集/NN)

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