ファッションも個人主義もアメリカンスタイルが良い!?中国人に広がる米国崇拝―米誌

Record China    2012年5月30日(水) 8時38分

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24日、アメリカンスタイルの自己表現が中国人の間で流行しているという。米国ブランドのTシャツや米国人歌手に夢中になる中国人が増えている。写真は上海で売られるオバマTシャツ。

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2012年5月24日、米誌アトランティックは中国人が米国に魅了される背景を分析した。28日付で環球時報が伝えた。

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中国は経済大国になった。だが米国人が抱いている中国のイメージは「田舎臭くて、退屈で古臭い」だ。米国には多くの矛盾や困惑が存在しているが、中国人はその米国に魅了されている。中国人はアメリカンスタイルの個人主義を羨ましく思うと同時に、個人や国家に対する危険な競争上の優位性だとみなしている。米国映画の海賊版DVDが街にあふれ、オバマ氏が大統領に選出されれば「平等主義の表れだ」と賛美し、企業は「中国のゼネラル・エレクトリック(GE)」になりたいと願い、ビル・ゲイツが最高の手本になっていることを見れば、中国人がいかに米国のライフスタイルを求めているかがわかるというもの。

米国人は煩わしい俗世間から離れ、静かな場所で隠遁生活を送りたいと思っている。これに対し中国人は世間から隔絶することなく、最も高いところに住んで俗世間を掌握したいと夢見る。中国人が米国人の不屈の精神を羨ましく思うのは伝統的な儒教精神からくるもので、中国人の価値観は組織化を支持しながら個人の野心を追及するというドン・キホーテ式結合体から成り立っている。

アメリカンスタイルは中国でファッションとなり、米国ブランドのTシャツや米国人歌手に人々は夢中になっている。そんな彼らだが、社会体制に挑んだり、両親の前でセクシーな格好を見せつけたり、社長に勇気をもって立ち向かう人間はまだごく少数だ。要するに米国の個人主義は中国人にとって魅力的な禁断の果実であり、どんなにそれを手に入れたくとも生活のなかでそれを実現することは困難なのが現状。米国の社会や個性に対する中国人の態度がいまだに漠然としている理由には、こうした背景が隠れている。(翻訳・編集/本郷)

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