13歳の少女、お年玉で人工妊娠中絶手術を受ける―江蘇省南京市

Record China    2012年5月25日(金) 12時10分

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24日、中国・江蘇省南京市のある産婦人科医院に中学2年生のまだあどけない少女がやって来た。お腹に新しい命を宿しているこの少女はこれまで貯めたお年玉を握りしめ、中絶手術を受けに来たのである。写真は人工妊娠中絶を行う医院の新聞広告。

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2012年5月24日、中国・江蘇省南京市のある産婦人科医院では、なんと1日平均70〜100人の女性が人工妊娠中絶を受けているという。先日、この医院に中学2年生のまだあどけない少女がやって来た。お腹に新しい命を宿しているこの少女はこれまで貯めたお年玉を握りしめ、中絶手術を受けに来たのである。江蘇ネットの報道。

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中絶手術を受ける女性のうち、未成年の占める割合はかなり多く、そしてそれは年々増加傾向にあるというこの医院。今回やって来た中学2年生の少女は、同級生の男の子と3カ月ほど前から“仲良し”になったと話す。まさかの妊娠が分かった時、2人はとても両親には相談できないと考え、少年の方は「塾に通う費用」と言い訳をしてなんとか300元(約3800円)の小遣いをもらい、少女の方はこれまで貯めてきたお年玉800元(約1万円)を使うことにした。

無痛だと言われる手術だが、それでも緊張した少女の足は震えが止まらず、手術の最中もずっと「もう二度とこんな思いはしたくない」とつぶやき続けた。術後2時間は病院で休んだ少女は、「学校の先生や親にばれるといけないので」といって、制止する医者や看護婦を振り払うように午後の授業に戻っていったという。実は、正常分娩を経験した場合以上に、人工中絶を行った時には十分な休養が必要になる。これを怠ると、将来の妊娠や出産にも影を落とす可能性がある。

また、今年27歳になるある女性は、19歳の時に初めて中絶手術を経験して以来、今回で9回目の“人工流産”を行うことになった。およそ1年に1回というおそろしいペースである。女性は、これまでに何度も手術を受けた病院に再び行くことを恥ずかしく思い、「手軽で特に害もなさそうだから」という理由で、薬局で市販されている“中絶薬”というものに手を出した。結果、3日間にわたる腹痛に襲われた彼女は母親に本当のことを打ち明け、病院に駆け込んだという。彼女を受け入れた病院の職員は「最近の若い人は自分の体を大事にしない。命をゲームのように軽んじすぎ」と嘆く。こうした市販の薬は200元(約2500円)以下から300元(約3800円)未満までで手に入るようだが、自己判断で服用するには100%の成功は保証されていないほか、残留物が体内に残る可能性もあり、そうした場合は非常に危険だ。(翻訳・編集/愛玉)

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