Record China 2012年5月23日(水) 12時2分
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19日、中国のコラムニストで教育専門家の信力建氏は「我々と日本はどれほど離れているのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は関西。
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2012年5月19日、中国のコラムニストで教育専門家の信力建(シン・リージエン)氏は「我々と日本はどれほど離れているのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその概要。
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日本に行ったことがない多くの友人たちは「我々の経済発展レベルは日本とどれくらい差があるのか?」ということを私に聞いてくる。私は逆に「じゃあ、中国サッカーは欧米の名門チームとどれだけ差があるのか?」と聞き返す。それはつまり日本と中国の経済レベルの差と同じだからだ。日本経済はかつて世界一を誇った。中国はそれに近づこうと努力しているが、追い抜くのは決して容易なことではない。
日本に来て一番驚かされるのは、その清潔さだ。公共の場所はもとより、大通りや裏通りの路上にごみが散らかっている光景などは決して見ることができない。さらに日本は自然も空気もすべてがきれいなのだ。その裏には日本の底力が隠されている。「きれいにする」ことが我々中国人にはできない。我々には公徳心がないからだ。だから平気でごみを散らかす。ごみを散らかす理由は、我々が汚いものを見るのに慣れてしまっているから。それはつまり我々の魂が汚れに慣れてしまったということだ。
日本人が見せるお辞儀1つとっても、日本人のすごさがわかる。デパートのエレベーター係の女性は1日で2500回もお辞儀をするという。これは簡単なことではない。私が自分の会社の従業員に対し、来客全員にお辞儀をするよう命じたとする。その日のお辞儀率はきっと100%になるだろうが、2日目はそれが95%になり、3日目は90%に低下。そしてそのうちお辞儀をやめてしまうだろう。
私がよく口にする言葉に「仕事熱心ほど愛国主義に勝るものはない」がある。教師が生徒を愛することは愛国であり、編集者が間違いのない書籍を出版するのも愛国、警察が安全を守り職務を全うすることも愛国だ。清掃係が自分の受け持ち区域を完璧に掃除することも愛国なのだ。ネット上で愛国主義者を気取るのは簡単だが、そんな彼らに私は問いたい。「君の仕事ぶりはどうなんだ?」と。(翻訳・編集/本郷)
●信力建(シン・リージエン)
中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。中山大学中国文学部卒。工場、銀行、政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人、農民、労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。幼稚園や小中学校など20校以上を建設、学生数は1万人を超える。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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