EUで通報された「危険な商品」の半数は“メイド・イン・チャイナ”―欧州委員会

Record China    2012年5月16日(水) 14時1分

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14日、EU欧州委員会が今月8日に発表した2011年度の消費者安全保障に関する報告書の内容が報道された。EUに通報された食品以外の「危険な商品」の半数は、中国製だ。写真は安全性が強調されている中国製哺乳瓶。

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2012年5月14日付の中国大手ポータル・網易の報道によれば、欧州連合(EU)の行政執行機関・欧州委員会は8日、2011年度の消費者安全保障に関する報告書を発表した。これによると、EUが報告を受けた食品以外の「危険な商品」の半数は中国製だという。だが、その割合は2010年の58%から2011年には54%と減少傾向にあることを強調している。

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欧州委員会によれば、EU緊急警告システム(RAPEX)には2011年、合計1803件の商品が通報された。内容は主にアパレル、おもちゃ、動力車で、2010年の2244件から20%減少した。2004年にEUがこの緊急警告システムを発動して以来、初めて減少したことになる。

中国製品の通報件数は54%と確かに多いが、EUはこの件数について、中国製品の母数の大きさに基づいていることを強調している。ここ数年、EUと中国政府は強力な提携関係にあり、元から危険な商品を根絶しようと製品の品質を管理してきた。昨年、中国から輸入された危険な商品がやや減少したと、EUの努力を評価している。

当然、危険と認定された中国製品の多さは、欧州の人々が“神経質”で品質基準が厳しすぎ、管理機関が「過度に執着」しているからだと考えることも可能だ。たとえば、中国製の哺乳瓶が危険だと認定されたのはボトル部分の模様が剥がれやすく、子どもが口にする危険性があるという「取るに足らない」理由によるものだ。(翻訳・編集/渡邊英子)

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