Record China 2012年5月11日(金) 7時45分
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9日、南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピンの対立は1カ月を過ぎても和解の気配は微塵もない。それどころか、武力衝突の可能性が日に日に高まっている。写真は「フィリピンは中国の領土である」と誤って発言したCCTVの女性アナウンサー。
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2012年5月9日、南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピンの対立は1カ月を過ぎても和解の気配は微塵もない。それどころか、武力衝突の可能性が日に日に高まっている。米華字サイト・多維新聞が伝えた。以下はその概要。
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フィリピン側の度重なる挑発行為を受け、中国側の姿勢も強硬さを増している。中国人民解放軍の機関紙・解放軍報は「フィリピンがこれ以上、悪あがきを続けるなら、その末路は悲惨なものになる。中国は黄岩島(スカボロー礁の中国名)の領有権を奪うなどという愚かな企みを決して許さない」とけん制。中国共産党機関紙・人民日報も「堪忍袋の緒が切れてしまえば、もはや耐え忍ぶ必要はない」とフィリピン側の強硬姿勢に迎え撃つ覚悟を示している。
中国が秋の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)を控えたこの時期に反撃するわけがないとの見方もあるが、それは中国当局の力を低く見過ぎている。一方のフィリピンでも史上最大規模の反中デモが計画されているほか、マニラ・タイムズ紙も「中国との軍事衝突に備え、武器購入を始める動きが国会で出ている」と報じている。こうした動きから、戦争勃発の可能性はかなり高まっている。もはやいつ爆発してもおかしくない状況だ。(翻訳・編集/NN)
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