Record China 2012年5月12日(土) 13時45分
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9日、中国の悠久の大地には風光明媚な秘境が多数点在している。大自然が作り出した奇跡の絶景や、人の心を打つような絶景。シリーズ「中国の絶景」、第1回は「黄山」をご紹介する。
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2012年5月9日、中国の悠久の大地には風光明媚な秘境が多数点在している。大自然が作り出した奇跡の絶景や、人の心を打つような絶景。シリーズ「中国の絶景」、第1回は「黄山」をご紹介する。
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安徽省にある景勝地・黄山は国内随一の名山。古くから「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」「中国人なら一度は登りたい山」と言われている。1985年に中国十大名勝地に選ばれ、1990年に複合遺産としてユネスコ世界遺産に登録され、世界的にもその自然景観と文化価値の評価は高い。
黄山は、独立した一つの山ではない。蓮花峰、光明頂、天都峰の三大主峰を中心にした、70を超える群峰の総称である。年間3分の2は霧と雲で覆われており、別名“黄海”とも呼ばれ、伝説上の皇帝・黄帝がこの地で仙人になったという伝説が残されている。これが黄山と名付けられたゆえんだ。黄山は花崗岩でできており、太古の昔は海底であったと考えられている。
黄山ではやはり、自然景観を楽しむことがメーンになるだろう。様々な形の切り立った岩山とそこに生える松の木、雲海とふもとの温泉は古来より、奇松・怪石・雲海・温泉の「黄山四絶」として名高い。峰々と雲が織りなす独特の景観は伝説の仙境をほうふつとさせ、古くから多くの文人墨客が黄山に憧れ、訪れてきた。黄山を題材にした水墨画、漢詩などは中国独自の文化の歩みを支えてきたとも言える。
山頂付近には山小屋があり、黄山を訪れるのなら、山頂で一泊してご来光を観賞するのがお勧めだ。雲の隙間から太陽の光が差しかかり、オレンジ色の朝焼けと峰々のシルエットが共演するさまは息をのむほどに美しい。仙人が住むと言われる黄山だが、この景色を見れば、本当に仙人がいるかもしれないと納得するはずだ。
※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。
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