中国正月期間184万人が訪問、大人気の観光地「夫子廟」―江蘇省南京市

2007年2月27日、江蘇省南京市にある夫子廟では、中国正月にあたる2月18日から2月24日までの7日間に訪れた観光客が184万人を突破したことがわかった。

【その他の写真】

南京市の東南部に位置する有名観光地「夫子廟」は、地元市民にとって「正月にここを訪ねないと、新年を迎えられない」というほど思い入れのある場所だ。そして2007年は、地元市民はもちろんのこと、中国全域そして外国人観光客も多数訪れた。184万人を突破したことは、前年に比べると30％も増加したことになる。

多くの観光客が訪れたことで、周辺の飲食業も潤った。夫子廟地区の商業収入の総額は1．5億元（約22．5億円）を超え、前年比21％増だという。また、中国では正月の締めくくりの日として、3月5日に元宵節（※）を迎える。この日もし天気に恵まれれば、「夫子廟」は再び多くの人でにぎわうことになるだろう。（編集・饒波貴子）

※元宵節：中国正月（春節）の元旦の日から数えて15日目にあたる日で、新年最初の満月の日