<サッカー>目先の補強に金を浪費する中国金満クラブ=青少年育成を軽視―中国

Record China    2012年5月7日(月) 8時10分

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4日、国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、中国のサッカークラブが目先の選手補強ばかりに投資し将来を見ていないとの記事を掲載した。写真は4月27日、上海申花の練習。

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2012年5月4日、国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、中国のサッカークラブが目先の選手補強ばかりに投資し将来を見ていないとの記事を掲載した。5日、環球時報が伝えた。

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元フランス代表FWアネルカ選手の移籍など、中国のサッカークラブはサッカー移籍市場での存在感を高めている。今後もワールドクラスの有名選手がアネルカ選手の後を追うとささやかれている。

だが有名選手の獲得に大金を注ぎ込む一方で、最も大事な次世代の育成は軽視されている。アネルカ選手を獲得した上海申花クラブも訓練施設はおんぼろ。クラブスタッフは改修が必要だと認めている。

ピラミッドの頂点にあたるプロリーグにだけ資金を投入するのは途上国が犯しやすい過ちだ。現在、中国でサッカー協会に登録している12歳以下の選手は1万人に満たない。人口が中国の10分の1しかない日本では30万人を超える。

特に問題なのが学校スポーツの遅れだ。中国代表の元エースストライカーである●海東(ハオ・ハイドン、●は都の左が赤)氏は、サッカーのクラブ活動をサポートしている学校は100校中1校もないと語った。受験勉強優先でスポーツなんかやっている場合ではないというのが保護者の考え。地方自治体もより容易に成果の出やすい競技の強化を優先している。(翻訳・編集/KT)

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