毒カプセル事件を受け、ゼラチン製造拠点40カ所を摘発―浙江省寧波市

Record China    2012年4月21日(土) 18時24分

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18日、中国・浙江省寧波市の前宋村にあるゼラチン製造拠点40カ所が摘発された。今回の摘発により、地元住民数千人が職を失ったという。

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2012年4月18日、中国・浙江省寧波市の前宋村にあるゼラチン製造拠点40カ所が摘発された。新華社通信が伝えた。

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当局は、先ごろ摘発した河北省のゼラチン製造企業、「学洋明膠蛋白廠」の件を受けて同様の製造拠点摘発を強化した。

「学洋明膠蛋白廠」は、医薬用カプセルやアイスクリーム、乳製品、ドリンクといったものの原料として多くの企業にゼラチンを販売していたが、そのうち同社のゼラチンで作られた医薬用カプセルから基準値を超える重金属クロムが検出された。同社は地元を代表するほどの企業で、その影響は非常に大きい。

今回の摘発で明らかにされた製造工程は、まず原料を袋に入れ、大鍋の中で煮る。その後、鉄の容器に移し冷ましながら、異物を取り除く。ある程度固まったゼラチンを切り分け、網に載せ天日干したのち、完全に水気が飛んだものを出荷するという具合に製造が行われていた。

前宋村は40年ほど前からゼラチンの製造拠点として発展してきた。今回の摘発で地元住民数千人が職を失ったという。(翻訳・編集/内山)

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