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16日、中国関係の英国人コンサルタント、ケリー・ブラウン氏は「中国の自己卑下を治す」と題したコラムを発表し、大多数の先進国とは事情の異なる大国・中国の進むべき方向性を示した。資料写真。
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2012年4月16日、中国関係の英国人コンサルタント、ケリー・ブラウン氏は「中国の自己卑下を治す」と題したコラムを発表し、大多数の先進国とは事情の異なる大国・中国の進むべき方向性を示した。環球時報の報道。
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人間でいえばたった一代で身を興したようなものだ。わずか30年あまりで後進国から世界の大国に成長した中国は、その速すぎる発展のスピードを手放しで喜んでいるわけではなく、また、心の準備もできていなかったのは明らかである。
やはり、その他大多数の先進国とは様相が異なる。急速な成長も不安の要素なら、その独特な政治体制もそれに拍車をかけている。昨年、中国のある都市で行われた討論会で、中国系米国人の学者が述べていた―「中国は超大国にはなり得ない」。中国は十分な食糧・エネルギー・水資源に欠けているうえ、各周辺国との関係は良好なものばかりではない。そして、中国の台頭を歓迎する国はどこにも存在しない。かつて英国や米国が世界のリーダーであった時、傍らには盟友が存在した。つまり、国際社会での支持を得ていた。しかし、中国は?誰もがその発展をほめたたえるが、誰も好感を抱いていない。
世界的な大国であり、その言動が時に周囲へ脅威を与えるほどであるのに、中国には常に自信に欠ける印象があるのは、そうしたところに理由がある。それも特殊かつ複雑で、曖昧模糊とした国情ゆえだ。この複雑で怒りっぽく、自己防衛心の強い中国に対し、国際社会はその欠点をズバリ指摘するほかに、もっと国際社会に融和するよう求める必要がある。中国は中国で、周辺国を中心とした他国と不和なき関係を築くべきだ。中国はもう、誰も目を留めないような脆弱な国家ではない。今秋、新たなリーダーが誕生すれば、国際社会での役割も一層、積極的なものになる。その際には、現在よく使っている「平和的台頭」「内政干渉すべからず」の決まり文句ではなく、自国の利益と国際社会における役割、そして思想戦略について、もっと成熟した言葉で述べる必要がある。(翻訳・編集/愛玉)
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