中国人富裕層、海外でいくら不動産を購入しても移民できるとは限らない―香港メディア

Record China    2012年4月18日(水) 9時5分

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11日、香港メディアは、中国人富裕層は海外での不動産購入は簡単だが移民は難しいと伝えた。写真は江蘇省南京市で開かれた投資移民に関する説明会。

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2012年4月14日、環球時報によると、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は11日、中国人富裕層は海外での不動産購入は簡単だが移民は難しいと伝えた。

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ロンドンとスイスの不動産は過去10年、アジアからの買い手に不自由していないが、ロンドン、チューリヒ、ジュネーブの不動産価格の高止まりにより、中国やアジアの新興中産階級は不動産投資先をさらに別の場所に探し求めるようになった。その受益者の1人がフランスだ。不動産仲介会社ナイト・フランク社によると、フランスワインと純血種の馬、そしてパリの高級住宅街に対する投資家たちの興味が日々高まっている。中国人は特にフランスワインへの興味が高い。最も安定した投資で、欧州で最も尊敬される業種だからだ。

スペインにも今、投資家たちの熱い視線が注がれている。同国の不動産価格は低迷しているが、取り壊し費用がかなりかかるため、売れずに放置されたままの物件も多い。こうした物件もバルセロナやマドリード、バレンシアなどの中心部であれば、中国から多くの買い手がやって来る。

オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)は11日、北京で開催された不動産投資説明会で「不動産を投資すれば、すぐに移民できる」と宣伝されていたと紹介。だが、オーストラリアの永住権を取得するのは不動産を購入するより難しいのに仲介業者の多くはこの事実を顧客に伝えず、ひたすら物件のセールスを展開していた、と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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