米国が環太平洋演習への中国招待を取り消し=中国外相は「軽率、非建設的」と再考促す―中国メディア

Record China    2018年5月24日(木) 19時30分

拡大

24日、米国が今年の環太平洋合同演習への中国海軍の招待を取り消すと発表したことについて、中国の王毅外相は「この決定は非建設的で、軽率でもある。中米間の相互理解の助けにならない」と述べ、再考を促した。写真は王外相。

2018年5月24日、中国メディアの参考消息網によると、米国が今年の環太平洋合同演習(リムパック)への中国海軍の招待を取り消すと発表したことについて、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相はワシントンでの記者会見で、「この決定は非建設的で、軽率でもある。中米間の相互理解の助けにならない」と述べた。

米メディアによると、米国防総省のクリス・ローガン報道官は「中国の振る舞いはリムパック演習の理念と目的に一致しない」とし、「中国に対する2018年環太平洋合同演習への招待を取り消した」とことを明らかにした。また「われわれには、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に対艦ミサイル、地対空ミサイルシステム、電波妨害装置を配備しているという強力な証拠がある」とも述べた。

王外相は23日、アルゼンチンでの20カ国・地域(G20)外相会議を終えて帰国する途中にワシントンでマイク・ポンペオ米国務長官と会談した。

王外相は会談後の記者会見で、米国防総省がリムパックへの中国海軍の招待を取り消すと発表したことについて、「米国の決定は非建設的で、軽率でもある。中米間の相互理解の助けにならない。米国がこのような否定的な考え方を変えることを願っている」と述べた。

中国が南シナ海で軍事化を進めているとの指摘については、「中国が南シナ海の自らの島で行っている建設活動は、主に民間施設や必要な防衛施設の建設だ。こうした建設は、国際法で認められた自衛権に基づくものであり、軍事化とは無関係だ。米国がグアムやハワイに軍事施設を置くことと同じであり、中国の展開規模は米国にはるかに及ばない。騒ぎ立てる必要もない」とした。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携