中国人の米国籍取得が増加、家族から請われ仕方なく―米華字紙

Record China    2012年4月13日(金) 4時59分

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9日、米国の永住権を取得しつつ中国の国籍も所有し続けたいと考える在米中国人が多いが、ある事情から仕方なく米国に帰化する人も少なくないという。写真は1月、春節(旧正月)を祝う在米中国人たち。

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2012年4月9日、米華字紙・世界日報によると、「海帰族」(海外留学帰国者)や「海鴎族」(米中を頻繁に往復する人たち)が増えているが、そうした中国人自身にとって最良の選択は米国の永住権を取得しつつ中国の国籍も所有し続けること。だが、ある事情から仕方なく米国に帰化する人も少なくないという。中国新聞社が伝えた。

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ある事情とは家族が米国籍の取得を催促することで、その理由は「自分たちが米国へ移民しやすくなる」ため。中国から米国へ移り住んだある男性は、グリーンカードを取得してすでに6年になるが、「米国経済だっていつまで良い状態が続くか分からない。中国に戻る道は残しておきたい」と現状維持を続けるつもりだった。

ところが、故郷に残した両親から説得し続けられ、不本意ながら米国に帰化することに決めた。両親は米国に住む息子を訪ねて渡航するうちに現地に友人ができ、彼らが移民後は米中の両方から手厚い福利を受け取っていることを知ってから、息子に国籍を移すようしきりに催促するようになった。

男性のように祖国・中国に帰って生活するという選択肢を残しながら米国での生活を送っている人が大半だが、家族から請われて中国の国籍を捨てて米国に帰化せざるを得ない人が増えている。中国は二重国籍を認めておらず、国籍をなくすと将来帰国して永住しようとする際に手続きが非常に難しくなってしまうという。(翻訳・編集/岡田)

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