Record China 2012年4月10日(火) 15時20分
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10日、北朝鮮が今週中にも打ち上げを予定している長距離弾道ミサイルについて、専門家は「万が一でもシステムに不備が出れば、中国北部か韓国に墜落する可能性がある」と指摘した。写真は東倉里。
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2012年4月10日、北朝鮮が金日成主席生誕100周年の祝賀を名目として今週中にも打ち上げを予定している長距離弾道ミサイルについて、専門家は「万が一でもシステムに不備が出れば、中国北部か韓国に墜落する可能性がある」と指摘した。シンガポール華字紙・聯合早報の報道。
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8日、同国西部の東倉里(トンチャンリ)にある発射場に設置されたミサイルは外国メディアにも公開された。実際に取材した米AP通信の記者によると、外国メディア一行は列車で発射場へ案内され、ロケットに搭載される衛星・光明星3号と発射基地内を参観した。基地の責任者によると、同国の舞水端里(ムスダンリ)にあるもう一つの発射基地からも衛星を打ち上げる計画があるという。
今回の打ち上げに関しては、金日成主席生誕100周年にあたる今月15日より前に行われると考えられ、天候にも左右されるが、14日打ち上げが最も濃厚だと韓国メディアは報じている。
ミサイルの射程距離は約6700kmと考えられている。一方、米国の領土で北朝鮮に最も近いアラスカ州は、北朝鮮から5000kmの距離に位置する。つまり、打ち上げに成功すれば米国すら射程圏内に入ることになる。しかし、一部の専門家は「このミサイルは、ナビゲーションシステムが最大の弱点。万が一でもシステムに不備が出れば、中国北部か韓国の、しかも人口が密集した地区に墜落する可能性もある」としている。なお、今回の打ち上げ地点を西部の東倉里としたのは、日本に破片が散るリスクを低減するためと言われている。(翻訳・編集/愛玉)
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