中国の生活水準は改善、だが幸福度は紛争地域並み―米世論調査会社

Record China    2012年4月12日(木) 7時32分

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9日、米世論調査会社・ギャラップ(Gallup)は、BRICSに関する調査報告を公表した。中国はここ3年間生活水準が改善されているが、幸福度は紛争地域の水準と同じだという。写真は中国・遼寧省瀋陽市の老人ホーム。

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2012年4月9日、米世論調査会社・ギャラップ(Gallup)は、BRICSに関する調査報告を公表した。新華ネットが伝えた。

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報告によると、過去3年間BRICSのブラジルと中国は、国民の生活水準満足度が5カ国で最も高かった。特に中国では生活水準が改善されていると感じた人の割合が3年連続で上昇した。これは5カ国の中で中国だけだという。

2011年ブラジルの生活水準満足度は、77%で、中国は72%だった。インドと南アフリカ共和国、ロシアはそれぞれ61%と45%、39%だった。

ブラジルと中国の満足度が高かった理由についてギャラップは、両国が貧困に対して努力を惜しまなかったことを挙げた。中国は貧困をなくすため、世界銀行と協力し貧困の改善を進めた。また、ブラジルは貧困家庭に対して支援策を講じた。

一方で、同社が公表した2010年世界幸福度調査では、中国国民の僅か12%の人しか幸福を感じておらず、イラクよりも低い結果だった。これはアフガニスタンやイエメン、エジプトと同じ水準だという。このほか、71%の中国人は生活が厳しいと感じ、17%は非常に苦しいと感じていたという。(翻訳・編集/内山)

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