Record China 2012年4月10日(火) 13時27分
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9日、中国での芸能活動が順調な日本出身のタレント・蒼井そらが、中国名産の高級茶葉の宣伝要員として抜擢されたとの報道に対し、一般からの不満が噴出している。写真は12年3月、主演するショートムービー「第二夢」の記者会見に登場した蒼井そら。
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2012年4月9日、中国での芸能活動が順調な日本出身のタレント・蒼井そらが、中国名産の高級茶葉の宣伝要員として抜擢されたとの報道に対し、一般からの不満が噴出している。環球時報の報道。
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日本出身のタレントとして、中国でも未曾有の人気を獲得している蒼井そら。AV女優として活動していた経歴についてはこれまであまり大きく取りざたされることもなく、“ゼロからの”タレント活動を展開しているように見えた。しかしこのほど、インターネット上で「蒼井そらが龍井茶のイメージキャラクターになるらしい」との情報が流布すると、メディアでも一気に議論が広がった。
龍井茶は、お茶の国・中国が産する茶葉の中でも知名度・品質ともに高級クラスに属する“ブランド茶”である。国家の文化や歴史を代表する特産品だけに、国民もさすがにかぶりを振った。環球時報がインターネット上で行った関連のアンケートでは、9日午後までに1万9427人の回答が寄せられ、うち95%が「メーカーが彼女を利用して話題づくりをすることに非常に反感を持つ」としたのである。
「龍井茶にふさわしい人物は、この広い中国国内にはいないのか?」
「彼女には責任はないと思うが、かといって、公に彼女を憧れの対象のように掲げるのはいかがなものか。この件について、誰も正常な判断能力を持っていなかったのか」
「蒼井そらは中国の芸能界でイメージ刷新したいのだろうが、名声も富も、というのはどうか。これは中国の社会的・文化的観念から見たら悲哀だ」
「名声であろうと悪名であろうと、名前が売れればどっちでもいいのか」
「利益追求に目を奪われた企業にはモラルの限度というものはないのか」
アンケートでは、以上のような声が飛んだ。
人気の女性タレントをイメージキャラクターに起用し、宣伝材料とする手法は、中国の各メーカーが近年好んで採用しているもの。しかし、消費者の注意を引くことや利益ばかりに執心し、モラルを軽視したその姿勢に、胸の内では疑問を感じていた人が多いということだろう。(翻訳・編集/愛玉)
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