Record China 2012年4月12日(木) 8時29分
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9日、中国では65歳以上の高齢者が総人口の8.87%に当たる1億1900万人に達し、家庭の介護負担が拡大している。写真は上海の高齢者。
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2012年4月9日、北京晩報によると、世界保健機関(WHO)が1949年に制定した世界保健デーの7日、中国衛生部の尹力(イン・リー)副部長は、今年のテーマ「高齢化と健康」に関するシンポジウムに出席。「中国は高齢者の数が世界最多だが、高齢者が病気を抱えながら生活する期間が長く、医療費も高い。高齢者の保健政策や対策の整備が不十分で、高齢者専用の医療保健サービスもまだ構築されていない」と高齢者向けサービスの不足を指摘した。人民網日本語版が伝えた。
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中国で2010年に実施された国勢調査では、中国には現在、65歳以上の高齢者が総人口の8.87%に当たる1億1900万人に達していることが明らかになった。また、中国衛生部統計情報センターのデータによると2005年、疾病負担が同年の国民総生産(GDP)の12.9%を占め、うち慢性疾病の割合が8.1%に達している。その40%が高齢者だ。
中国衛生部北京老年医学研究所の張鉄梅(ジャン・ティエメイ)副所長は、中国の31の省・市のうち26の省・市が現在、高齢化の状態になっていると指摘。「同様の病気でも、障害が残ったり寝たきりになったり、さらには死亡する高齢者の数が増加するなど、高齢者医療は決して理想的な結果とはなっていない。また、都市部でも農村でも、日常生活の世話の必要な高齢者の数は3−4倍以上に増加している。一方、各家庭はというと、中国では一人っ子政策が実施されていることを背景に、1組の夫婦が4人の高齢者と子供1人の世話をしなければならないという家族構成になっており、高齢者の病気の治療費や子供の学費を自分たちで賄うのは、負担が大きすぎるというのが現状」とした。(編集/TF)
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