中国レアアース協会が発足―業界集約と資源コントロール狙う

Record China    2012年4月10日(火) 7時7分

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8日、中国・北京市で中国レアアース協会の設立式典が開かれた。中国にとってレアアースは国家利益の重要な資源であり、業界の改革はすなわち資源のコントロールを意味する。写真は中国内モンゴル自治区包頭市のレアアース採掘場。

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2012年4月8日、中国・北京市で中国レアアース協会の設立式典が開かれた。BBC中国語サイトが伝えた。

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同協会は、国際取引における諸問題を解決するため設立され、中国のレアアース主要企業13社や、鉱山、精錬・分離、応用など関連産業からなる。

式典で同協会の干勇(ガン・ヨン)会長は、「協会は国際社会に対して中国のレアアース政策を伝えるだけでなく、同時に環境保護という重要な責任も担う」と話した。

このほか政府関係者は、2012年は引き続きレアアースの採掘、精錬、輸出などで改革を行い、違法な採掘や生産、闇取引、密輸などを厳しく取り締まって行くと述べた。また、新規の採掘申請の受理停止や、採掘及び加工企業の規模拡大を禁止するという。また最終的にレアアース業界は2、3社の大企業に集約されるとの考えを明らかにした。

中国にとってレアアースは国家利益の重要な資源であり、レアアース業界の改革はすなわち資源のコントロールを意味する。(翻訳・編集/内山)

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