Record China 2018年5月22日(火) 10時20分
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21日、新京報によると、中国で「女性優位論」が波紋を呼んでおり、ある女性は「旧日本軍の従軍慰安婦は生き延びたが、男性たちは殺された。女性が性別として優れている証拠だ」と主張し、物議を醸している。写真は中国慰安婦歴史博物館。
2018年5月21日、新京報によると、中国では最近「感情教祖」を名乗る女性が訴える「女性優位論」が波紋を呼んでおり、ある女性は「旧日本軍の従軍慰安婦は生き延びたが、男性たちは殺された。女性が性別として優れている証拠だ」と主張し、物議を醸している。
問題となっているのは、楊冰陽(ヤン・ビンヤン)さん。記事は「楊さんの主張は賛否両論を呼んでおり、一般的には奇妙な主張に聞こえるだろう。逆の例を挙げればすぐ分かる。戦争を生き延びた男性は、女性に侵されなかったからなのか。彼らは性別的な優位性を持っていたからなのか。慰安婦と同じような戦争被害者の中には、ずっと負わなければならない傷がある人もいる。生き延びることが死ぬよりつらいこともある」と指摘。
そして、「慰安婦を引き合いに出す論調は、女性たちを誤った方向に誘導する恐れがある。歴史的にも誤っており、慰安婦の人格を傷つけるものだ。彼女たちに『女性に生まれたから生き延びられた。性的に侵されたとはいえ、死は逃れることができた。自分の性別に感謝せよ』と呼びかけているようなものだ」とし、「慰安婦の歴史に向き合うことは、女性の権利を守ることを考えることで、彼女たちの幸運を考えることではない」と論じている。(翻訳・編集/大宮)
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