自らの命で30人を救った中国の忠犬ハチ公、9年経っても途切れない住民との絆―江西省九江市

Record China    2012年4月3日(火) 19時27分

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2日、中国・江西省九江市の市民は、同市の霊園に埋葬されている、中国の忠犬ハチ公こと「賽虎(サイホー、賽=勝る、匹敵するといった意味がある)」の墓参りに訪れた。

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2012年4月2日、中国・江西省九江市の市民は、同市の霊園に埋葬されている、中国の忠犬ハチ公こと「賽虎(サイホー、賽=勝るや匹敵するといった意味がある)」の墓参りに訪れた。チャイナフォトプレスが伝えた。

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2003年11月、同市のとある修理工場では宴会が開かれ、大鍋一杯に肉が煮込まれていた。その時工場内で飼っていた「賽虎」は持ち前の嗅覚で、肉が煮込まれている鍋の中に毒があると嗅ぎ付けた。「賽虎」はすぐに吠えて危険を知らせたが、工場の従業員たちは「賽虎」の真意を理解できなかった。

そのため「賽虎」は鍋の肉を飲み込み、自らの命で毒が入っていることを伝えた。これにより、従業員30人の命は救われた。

その後、話を聞いた霊園は「賽虎」を同霊園に埋葬した。それから9年来、清明節になると市民は「賽虎」の墓参りに訪れる。

また、最近霊園は4万元(約52万円)あまりを費やし、上質の石材で「賽虎」の石像をリニューアルしたという。(翻訳・編集/内山

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