ドイツ機械製造企業の8割が中国による「パクリ」の影響受けた経験あり?―中国紙

Record China    2018年5月15日(火) 15時20分

拡大

15日、中国紙・環球時報は、「ドイツの機械・プラント製造企業の約8割が中国による盗作の影響を受けた」とするドイツメディアの報道について、業界内から「あまりに誇張的だ」とする声も出ていることを伝えた。写真は中国で摘発された偽物の電子部品。

2018年5月15日、中国紙・環球時報は、ドイツ経済ニュース(DWN)がこのほど、「中国の盗作はドイツの企業に害を及ぼす」と題する記事で、「ドイツの機械・プラント製造企業の約8割が中国による盗作の影響を受けた」と報じたことについて、「ドイツの業界内からは『あまりに誇張的だ』とする声も出ている」と伝えた。

DWNは14日、ドイツ機械工業連盟の最新年度の報告書を引用し、「製品およびブランドの権利侵害は、ドイツの機械・プラント製造業界に昨年、70億ユーロ(約9100億円)超の損害をもたらした」とし「ドイツ製品を最も多く盗作している国は中国だ」などと指摘した。

報告書によると、2017年にドイツの機械・プラント製造企業の71%が盗作の影響を受け、うち82%は中国企業による偽造品の被害を受けたと回答したという。

環球時報は、こうした報道について、一部のドイツの業界関係者が同紙に対し「こうした報告はあまりにも誇張されている」と語ったことを紹介し、「数年前にドイツで開かれた展覧会で、中国の出展者がドイツの司法当局によって捜査されたケースもあった。だがここ2年はそのような状況はない」と指摘。ドイツ紙ディ・ヴェルトも「中国企業はもはや単純なコピー者ではない。人工知能(AI)や高速鉄道などで世界をリードする存在だ。機械・プラント製造の世界市場でドイツを追い抜く勢いを見せている」などと伝えたことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携