Record China 2018年5月16日(水) 4時20分
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13日、参考消息は、中国でテーマパーク建設競争が激しくなるなかで、質の低いパークが次々と淘汰される状況が起きているとする、シンガポールメディアの報道を伝えた。写真は錦繍中華。
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2018年5月13日、参考消息は、中国でテーマパーク建設競争が激しくなるなかで、質の低いパークが次々と淘汰される状況が起きているとする、シンガポールメディアの報道を伝えた。
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記事はシンガポール紙・聯合早報(電子版)の7日付報道を引用。「中国各地で大量のテーマパークプロジェクトが競うように出現しており、世界的な巨頭の参入によって競争がますます厳しくなっている」とし、この30年で中国では約2500カ所のテーマパークが開園したという人民日報のデータを紹介するとともに、2020年には中国のテーマパーク小売額が120億米ドル(約1兆3100億円)、1日の利用客数のべ3億3000万人という世界最大のテーマパーク市場になるというユーロモニターインターナショナルの予測を伝えている。
一方で、多くのテーマパークが開業以来乗客数の少ない状態が続いており、悲惨な経営状態のなかで徐々に競争から離脱する現象が発生していると指摘。中国テーマパーク研究院の林煥傑(リン・ホアンジエ)院長が「競争力のないプロジェクトがあまりに多く、優れたプロジェクトが不足している状況。場所の問題、設備の古さ、融資チャンネルの少なさ、投資強化能力不足によって今後もテーマパークの淘汰は進み、全体の30%は消えてなくなる見込み」と語ったことを伝えている。
また、スピードや数ばかりを追い求めた結果、中国のテーマパークにはソフト面で不足が多いとし、中国遊芸機遊楽園協会の馮玉国(フォン・ユーグオ)事務局長が「このような不安定な市場環境は、文化製品を作りあげていくうえで障害になる」との見方を示したとも紹介した。
記事はさらに、中国のテーマパークでは世界的なテーマパークとは異なり、チケット収入が総収入の70〜80%という高い割合を占めていること、もともと少ない人材が、競争激化によってさらに不足していることを専門家の意見として取りあげた。(翻訳・編集/川尻)
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