Record China 2018年5月14日(月) 9時0分
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12日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)は、6月12日に開催される初の米朝首脳会談に関連す、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の専用機は「開催地のシンガポールまで飛べるのか」とする記事を掲載した。写真はンガポール。
2018年5月12日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)は、6月12日に開催される初の米朝首脳会談に関連し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の専用機は「開催地のシンガポールまで飛べるのか」とする記事を掲載した。
金委員長は今回、ソ連製の専用旅客機「イリューシン62」でシンガポールへ向かう見通しだ。ソ連初の本格的な長距離用旅客機で、1970年代に製造されたとみられる。米専門家によると、今月中国で行われた中朝首脳会談で、大連へ向かったのは初の試験飛行。シンガポールへは貨物機1機も同行するとされている。
平壌からシンガポールまでは約4700キロ。イリューシン62の最長飛行可能距離は約1万キロで、十分に飛べるはずだ。しかし、機内には委員長専用車のほか、専用のトイレなどさまざまな設備を積み込む上、ボディーガード10人らも同乗するため、飛行可能距離が大幅に短縮される。途中でベトナムなどの友好国に降機・給油する必要が出る可能性がある。
韓国大統領府の関係者によると、米国は当初スイスのジュネーブでの開催を検討していたというが、北朝鮮の旅客機が可能な飛行時間・距離を考慮し、シンガポールに落ち着いたという。また、米朝両首脳の宿泊先など、解決が必要な課題も多い。(翻訳・編集/大宮)
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