中国の正月に伴う帰省ラッシュによる交通事故は大幅に減少―広東省

2007年2月23日、広東省では、春運（中国正月に伴う帰省などのラッシュ）が始まった2月3日からこれまでに、交通事故が5361件発生したことが発表された。そのうち死亡者は343人、負傷者は4373人だ。昨年の同時期と比較すると、事故件数は58．2％、死亡者数は28．4％、負傷者数は19．8％とそれぞれ減少している。

【その他の写真】

今年の中国正月の期間中、広東省の大部分の地区では雨が降り続いており、高速道路や国道の視界が悪くなっている。また、2月22日からは正月を家族と共に過ごした人たちのUターンラッシュが始まり、疲労がたまっての運転や、酒気帯び運転、定員超過、速度超過などが増えるのではと当局は予想している。そのため、広東省公安庁の交通管理局はすでに8つの交通取り締まりチームと3つの交通安全監督チームを広東省の各地に派遣して全省に交通安全強化を呼びかけることにしている。（編集・佐々木康弘）