2018年5月7日、米華字メディア・多維新聞は、イスラエルを訪れた安倍晋三首相をもてなすための食事会で出されたデザートに、「首相を侮辱している」と非難の声が上がったことを伝えた。

4月29日から5月3日にかけて中東を訪問した安倍首相は2日、イスラエルのネタニヤフ首相が開いた食事会に出席した。この時出されたのが紳士靴そっくりの金属製容器にチョコやナッツを盛ったデザートで、記事は「チョコをくるんでいるのは黒い布。まるで靴下にくるまれているみたいだ」と指摘。記事によると、日本のある外交官はこうしたデザートが提供されたことを「愚かで失礼」と非難し、「どのような文化でも靴を食卓に上げるという習慣はないだろう。これがユーモアと言うのであれば、私には理解できない。はっきりと言えることはわれわれの首相が侮辱されたということだ」と憤りを示したそうだ。また、日本大使館で働く人からも同様の声が寄せられているが、ある関係筋からは「安倍首相と夫人は食事を楽しみ、ネタニヤフ首相に日本を訪問するよう勧めていた」との指摘もあったという。（翻訳・編集/野谷）