中国移動、2011年の純利益伸び率はわずか5%、低成長時代に突入か―中国

Record China    2012年3月21日(水) 7時48分

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19日、中国の携帯キャリア大手、中国移動が発表した2011年の決算報告によると、純利益伸び率は5.2%にとどまった。30%を超えた2007年当時と比べ、大幅に減速している。写真は中国移動の店舗。

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2012年3月19日、中国の携帯キャリア大手、中国移動(チャイナ・モバイル)が発表した2011年の決算報告によると、純利益伸び率は5.2%にとどまった。30%を超えた2007年当時と比べ、大幅に減速していることがうかがえる。新浪科技が伝えた。

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同社の純利益伸び率は、2007年の31.9%から2008年は29.6%、2009年は2.3%、2010年は3.9%、2011年は5.2%と大きく後退。2009年と2010年は金融危機に加え、2G市場の飽和と3G市場の未成熟が重なったことが大きく影響した。

加入者1人あたりの月間売上高(ARPU)も、2006年の90元(約1180円)をピークに2007年は89元(約1170円)、2008年は83元(約1090円)、2009年は77元(約1010円)、2010年は73元(約960円)、2011年は71元(約930円)と下降の一途をたどっている。

ソーシャルメディアの台頭で、これまでの稼ぎ頭だったショートメールとMMS(マルチメディアメッセージングサービス/画像・音声・動画・リッチテキストを送受信できる規格)も打撃を受けている。ショートメールの売上高は、2007年の419億3500万元(約5530億円)から、2011年はMMSと合わせて464億6200万元(約6130億円)と報告された。

こうした状況を挽回する希望の星とみられているのが、来年にはビジネス用の試験運用が予定されている国産4G(TD−LTE)だが、中国工業情報化部の苗墟(ミャオ・シュー)部長は「両会」(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)期間中、「認可するのは2〜3年後が望ましい」と発言している。(翻訳・編集/NN)

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