<南北首脳会談>文大統領がバス事故に言及も金委員長は応じず―米華字メディア

Record China    2018年5月2日(水) 10時20分

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1日、先月27日の南北首脳会談で、韓国の文在寅大統領が、北朝鮮で中国人観光客ら36人が死亡した重大なバス事故について提起したが、北朝鮮の金正恩委員長はその話題に応じなかったという。写真は南北首脳会談を報じる中国の番組。

2018年5月1日、米華字メディアの多維新聞によると、先月27日の南北首脳会談で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、北朝鮮中国人観光客ら36人が死亡した重大なバス事故について提起したが、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はその話題に応じなかったという。

北朝鮮南西部の黄海北道で先月22日夜、中国人観光客を乗せたバスが橋から転落する事故が起き、中国人32人と北朝鮮人4人の計36人が犠牲となった。

記事によると、米紙ニューヨーク・タイムズは、文大統領が金委員長との会談で「北朝鮮で不幸な事故があったと聞いた。あなたはその対応で忙しかったに違いない。あなたは病院で負傷者を見舞い、被害者のために特別な列車を用意したと聞いた」などと話を振ったが、金委員長がそれに答えた形跡はなかったと伝えた。

英BBCはバス事故について、「事故を受け、金委員長は自ら平壌の中国大使館や病院を慰問した。北朝鮮の国営通信社も金委員長が白衣姿で医師と話す姿を写真付きで大きく報じるなど、北朝鮮側は大げさともいえる対応を見せた。それに対し、中国側の反応は極めて控えめだった」などと報じていた。(翻訳・編集/柳川)

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