預金すれば卵25個進呈、銀行のキャンペーン品をもらえなかった高齢者が怒りのあまり脳出血に―中国

Record China    2019年11月5日(火) 23時40分

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1日、中国メディア「新浪新聞」のウェイボーアカウント「頭条新聞」は、鄭州銀行が行ったキャンペーンで卵をもらえなかった高齢者が激怒し、その後脳出血になったと伝えた。

2019年11月1日、中国メディア「新浪新聞」の微博(ウェイボー)アカウント「頭条新聞」は、鄭州銀行が行った3万元(約45万円)を預金した人に卵25個を進呈するというキャンペーンで、条件に符合せずもらえなかった高齢者がその後、脳出血で病院に運ばれたと伝えた。

記事によると、9月29日、70代の高齢者が鄭州銀行に来た際に、銀行員が3万元預金すれば卵25個を進呈するキャンペーンを行っていることを告げた。そこでこの高齢者は3万元を預金したが、卵はもらえなかった。

銀行によると、その理由は「条件に符合していなかったため」だという。この高齢者は、治療のためとしてこの銀行からお金を引き出し、再び3万元を預金して卵をもらおうとしたが、この方法はキャンペーンの条件には合致しないという。

これにこの高齢者は激怒。あまりに感情的になっていたため銀行員は少し休むよう勧め、車いすを準備した。高齢者はその後、午後5時2分に付き添いの人と共に帰宅し、5時38分に車いすを返却しに来たが、6時13分に救急車を呼んで病院へ搬送され、脳出血と診断された。

銀行側の説明によると、この高齢者の抗議を受けて、銀行員は自腹で卵を進呈することにしたが、卵はすべて配布し尽くしてしまったため次の日に進呈することを約束した。また、もし最終的に銀行に責任があると認定されれば銀行が責任を負うことも表明したという。

これについて、ウェイボーユーザーからは「25個の卵にどれだけの価値があるというのだろう」「この25個の卵は命より価値があるのか」「この世代のお年寄りの考えはこんな感じだ。別に驚くことではない」「前に薬局のイベントで卵をプレゼントした時、列の後ろの方に並んだ車いすのおばあさんは、焦りのあまり立ち上がっていた」などの声が寄せられていた。(翻訳・編集/山中)

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