<中国旅游>群雄割拠の足跡を巡って―三国志史跡

Record China    2012年3月18日(日) 10時34分

拡大

15日、明代に著された「三国演義」。劉備、曹操、諸葛孔明、関羽、張飛などの英雄をはじめとする豪傑たちの物語は、今も多くのファンを惹きつけてやまない。中国全土にはその史跡もたくさん残されており、三国志愛好者なら一度は訪れてみたい場所ばかりだ。写真は赤壁。

(1 / 3 枚)

2012年3月15日、明代に著された「三国演義」は中国四大名著の一つとして、日本でも非常に認知度の高いものである。劉備、曹操、諸葛孔明、関羽、張飛などの英雄をはじめとする三国時代の豪傑たちの物語は今でも多くのファンを惹きつけてやまない。中国全土にはその三国時代の史跡もたくさん残されており、三国志愛好者なら一度は訪れてみたい場所ばかりだ。その見逃せない見所のいくつかをご紹介する。

その他の写真

■桃園の誓いゆかりの地―[シ豕]州

劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟の契りを結んだ「桃園の誓い」。3人は張飛の家の裏の桃畑で、「我ら同年同月同日に生まれんことは求めずとも、ただ願わくは同年同月同日に死せんことを願わん」と誓った。その舞台となったのは北京に隣接する[シ豕]州(たくしゅう)市。誓いの地である三義宮は三大英雄を祀るためにつくられた廟で、劉備と張飛をはじめ、三国英雄の像がある。また、張飛廟も三国演義ゆかりの観光地をして人気である。また、ここはドラマ「三国演義」のロケ地としても使われ、劇中に登場する街並みや城などが再現されている。

■赤壁の戦いゆかりの地―赤壁

三国演義のうちで最も有名なエピソードのひとつ「赤壁の戦い」は、長江沿いの赤壁で起こった曹操軍と孫権・劉備連合軍の戦い。曹操が事実上の敗北を喫し、少数が多勢に打ち勝った有名な戦である。その古戦場として有名になった湖北省赤壁(せきへき)市を訪れ、人気の英雄がかつて戦った史跡を巡る。諸葛亮孔明が東風を呼んだ場所とされている拝風台、は●(广+龍)統が隠棲してた鳳雛庵、赤壁大戦陳列館などがある。

■三顧の礼ゆかりの地―襄樊

劉備が諸葛孔明を迎えるため、彼を三度訪ねた故事がある。これが有名な「三顧の礼」である。現在、三顧の礼は才能ある人物を得るために、地位の高い人物が何回も訪問し礼を尽くして迎え入れることのたとえとされているが、その舞台となったのが湖北省襄樊(じょうはん)市。有名な三顧堂が郊外の古隆中にあり、三顧の礼を体現する建物である。古隆中の入り口から頂上までの山道には、諸葛孔明の住んでいた草庵、武候祠、臥龍深処、博物館などが点在している。三国演義の物語を吟味しながら、これらの史跡を探訪しよう!

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携