2018年4月26日、韓国・聯合ニュースは「歴史的な南北首脳会談を翌日に控えた同日、米韓両国軍が大規模な年次軍事演習・フォールイーグル（FE）を事実上終了することが分かった」と伝えた。

韓国軍関係者は「韓米軍首脳部は26日に会議を開いてFE演習の成果を評価し、これを基に訓練を終了するかどうかを決定する計画」と述べたという。これについて、記事は「米韓軍当局は同会議でFE演習終了を決定するとみられている」とし、「南北首脳会談が平和的雰囲気の中で行われるよう配慮する目的だとの観測が軍の内外で出ている」と伝えている。

FE演習は兵力と装備の展開を伴う野外機動演習で、今回の訓練には海外増援戦力を含む米軍1万1500人と韓国軍約30万人が参加している。

また、米韓軍は南北首脳会談当日の27日には、コンピュータシミュレーション中心の指揮所演習「キーリゾルブ（KR）」も一時的に中断する方針だという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「核廃棄を含め両国間で合意された事項は1つもないのに、訓練だけを先に中断して大丈夫なのか」「南北首脳会談と軍事演習は関係ないぞ」「丸裸で国を捧げるようなもの」「北朝鮮の機嫌取りか」「従北左派のやりそうなこと」など、軍事演習終了に多くの批判の声が寄せられている。

また「金正恩（キム・ジョンウン）委員長が韓米軍事訓練を観覧してもいいと思うが」と、金委員長への柔軟な対応を望む声も見られた。（翻訳・編集/三田）