中国の経済成長目標引き下げは何を意味するのか?―ドイツメディア

Record China    2012年3月11日(日) 14時47分

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6日、ドイツ紙は中国の経済成長目標引き下げが各方面へ与える影響を考察した。写真は江蘇省の玩具工場で製造される米国輸出用のぬいぐるみ。

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2012年3月6日、ドイツ紙フィナンシャル・タイムズ・ドイツは、中国が12年の経済成長目標を8年ぶりに8%を下回る7.5%に引き下げたことに関し、各方面への影響を考察した。9日付で環球時報が伝えた。

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低成長の背景には何があるのか?専門家は、中国政府が経済成長の輸出への過度の依存を止め、インフラ投資と内需拡大への転換を表明したことや、中国の貿易パートナーの需要低下を挙げた。

では、低成長は中国人にとってどんな意味を持つのか?インフレの抑制にはつながるだろう。11年の中国のインフレ率は5.2%に達したが、今年は4%と見込んでいる。また、中国政府は所得の増加に着手しており、内需の拡大が経済を推進する一方で、労働コストの上昇は輸出企業の負担になるだろう。

世界経済に対してはどんな意味を持つのか?中国はすでに世界第二の経済体に成長しており、その影響はアジア経済だけでなく、全世界にマイナスの影響を及ぼすことになる。

中国の通貨政策への影響は?低成長により人民元の価値の上昇が抑えられるため、中国の輸出業者にとっては有利になるが、欧米経済にとっては打撃となる。特に、人民元の切り上げを求めている米国から見れば、中国に不公平な競争の優位性を与え続けることになる。しかし、中国政府が人民元の為替変動割合をより臨機応変に取り扱う兆しはすでにある。

マーケットの反応はどうか?中国経済低成長の予測は、投資家の心理に暗い影を投げかけ、アジア市場は04年以来最低を記録し、欧州の株式市場も下降気味である。(翻訳・編集/HA)

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