Record China 2012年3月10日(土) 14時5分
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8日、中国の国際的会計事務所である京都天華会計師事務所は、企業内での女性幹部率を調査した結果を公表し、ビジネスの場での女性の現状と今後について分析した。写真は上海のオフィスビル群。
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2012年3月8日、中国の国際的会計事務所である京都天華会計師事務所は、企業の女性幹部率を調査した結果を公表した。鄭州日報が伝えた。
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データによると、中国本土企業の管理職で女性が占める割合は25%で、前年同期の34%から減退した。それでも、世界平均の21%を上回った。
女性が担当する管理職の中でも、COO(最高執行責任者)が一番多く、全体の45%を占めた。次いで、人材資源総責任者の41%と最高財務責任者の39%が続いた。しかしCEO(最高経営責任者)はわずか9%だった。一方世界では、人材資源総責任者が21%で最も多く、COOは12%でCEOは9%だった。中国女性の管理職はCOOと人材資源総責任者の兼任といった、役職を掛け持ちすることが多い。
女性管理職の現状について、同事務所の徐(シュー)理事長は、「調査データからも分かるように、多くの女性管理職は依然人材資源や財務などといった、これまでに女性の多くが担当してきた役職に従事している。CEOといった会社運営にかかわる役職に就く女性はまだ少ない。また、中国本土の多くの中小企業は、COOの役割がはっきりしていないところが多いため、女性管理職の中でCOOが多くを占めている。」
また、現在多くの国で女性管理職の重要さが認識されていることに対し徐理事長は、「中国企業で女性の地位を向上させるには、まず政府が本腰を上げて取り組み、企業に女性の存在を重視させる必要がある。企業も女性に対し公平にチャンスを与え、男女間の壁を取り払わなければならない」と話した。
さらに、「女性はビジネスの場において非常に重要な役割を持つ。しかし中国企業でフレックスタイム制を導入する会社は少なく、女性がビジネスの場で活躍する機会が少なかった。この問題に関しては、多くの企業にフレックスタイム制を導入し、女性の活躍の場とチャンスをつくり出していただきたい」と語った。(翻訳・編集/内山)
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