夫婦別姓の国で孫が生まれたら…嫁姑の大論争に発展―中国

Record China    2012年3月7日(水) 16時2分

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5日、夫婦が別姓となっている中国では、生まれてきた子供に夫婦どちらの姓を名乗らせるかが、時に問題となる。写真は2011年の中国ドラマ「婆[女息][才并]図(嫁と姑のパズル)」より。

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2012年3月5日、夫婦が別姓となっている中国では、生まれてきた子供に夫婦どちらの姓を名乗らせるかが、時に問題となる。一般的には夫の姓に倣うケースが多く、子供が複数持てる場合には夫婦それぞれの姓を振り分けることもできるのだが、時にはこれが家族間の争いに発展することもある。東北新聞ネットの報道。

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10日ほど前に娘を出産した王(ワン)さん。彼女は出産前から、生まれてくる子供に自分の姓を継がせることを宣言していた。何より、おなかを痛めて子供を産むのは王さん自身。激しいつわりにも耐えて、やっと生まれてくる娘に自分の姓を受け継いでほしい。それに、生まれてくるのが女児である以上、将来的に家を継ぐわけでもないから、夫婦どちらの姓を名乗っても支障はないだろうと考えていた。

しかし、いざ娘が生まれてみると、これに異議を唱えだしたのは姑。「都会育ちの嫁にはわからないかもしれないが」と前置きするその理由は、孫を連れて故郷の農村に帰った時、嫁の姓を継いだことが知られれば、笑いの種になるからだ。最終的に、王さんの娘は夫の姓を継ぐことになり、そのかわり、姑はこれ以上産後間もない嫁にプレッシャーを与えず、できるだけのサポートを与えるようにすることで和解に至ったという。

少し縁遠い問題のように感じられるかもしれないが、日本でも選択的夫婦別姓制度については長年にわたって論じられている。氏姓の問題は夫婦2人だけでなく、子供にまでかかってくるものだということがこのケースからもよくわかる。(翻訳・編集/愛玉)

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