2012年3月1日、中国産業経済情報ネットは中国の贈答品市場について報道した。

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中国の贈答品価格は年々上昇しており、贈答品を送る人も増加傾向にある。そのため、経済が低迷していても、贈答品市場に厳しい冬は訪れないという。

贈答品で最も有名なのは、中国の国酒としても知られる茅台酒に代表される、酒・たばこ関連ブランドである。これらのブランドはターゲットを大衆市場から高級贈答品市場へシフトチェンジした。価格が上昇すればするほど、高級で位の高い贈答品として認識されるからだ。

現在の贈答品は、数年前の実用的なものから、ブランド化や個性化、収集性の高いものや、カスタマイズ性のあるものへ変化している。これに伴い、産業チェーンも、製造会社や代理店、仕入業者、販売店、贈答品回収業者などに細分化した。

中国人が毎年贈答品にどれだけの金額を使っているのかについて、中国贈答品産業研究院は国家統計局と商務部、そして業界データをもとに、統計を精査、個人の単体と会社や組織の団体の1年間の贈答品総需要額を割り出した。

統計によると、現在単体の贈答品需要は1年で総額5055億元（約6兆5192億円）、団体は2629億元（約3兆3905億円）だった。現在の中国贈答品市場は7684億元（約9兆9097億円）規模に上るという。（翻訳・編集/内山）