Record China 2018年4月17日(火) 23時30分
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16日、韓国メディアは、昨年10月にチョコレートを万引きされたコンビニエンスストアの店主が罰金刑に処されるという“珍事件”について報じた。資料写真。
2018年4月16日、韓国・中央日報は、昨年10月にチョコレートを万引きされたコンビニエンスストアの店主が罰金刑に処されるという“珍事件”について報じた。
記事によると、昨年10月27日の午後1時12分ごろ、慶尚北道(キョンサンブクト)のあるコンビニエンスストアで、下校途中だった小学1年生の児童が飲料水とチョコレート1つの2000ウォン(約200円)相当をかばんに入れた。この場面を目撃したコンビニの店主が「以前にも盗んだことがあるのか」と追及したところ、児童はうなずいたという。
その後、店主は児童の両親の元を訪れて100万ウォン(約10万円)の示談金を要求。父親は「申し訳ない。うちの子が誤ったことだが100万ウォンは多過ぎる」と話すも、店主は再び50万ウォン(約5万円)を要求した。両親がこれに応じなかったため、結局合意は決裂したという。
そして3日後の30日。店主は児童の個人情報をコンビニの出入り口2カ所に掲示することに。実名こそ入れなかったものの、A4用紙に「最近の盗難情報公開」というタイトルで「〇〇小学校1年生」「3カ月以上も商品を盗み続けた」と記し、さらに万引きの瞬間と顔が映った防犯カメラの映像をキャプチャした写真8枚を添付したという。
記事によると、そのコンビニは児童の学校前に位置しており、直線距離で100メートルにも満たないという。掲示から1時間後には通りかかった町の住民が写真を発見し、すぐさま児童の両親にこの事実を知らせた。父親はその後警察署を訪れ、名誉毀損で店主を告訴。店主は警察の調べに対し「3カ月にわたってコンビニで品物を盗んだ。合意してくれないため、身元情報を掲載した」と供述した。
事件を担当した大邱(テグ)地裁は今月6日、店主に罰金400万ウォン(約40万円)を言い渡した。判決の理由について、担当裁判官は「被告人は幼い被害者の名誉を毀損し学校生活などに支障を招いた」とし、「罪質が良くない点、被告人が反省している点、被告人が初犯である点などから情状酌量した」と話している。
韓国のネット上では5000件以上のコメントが寄せられるなど注目の的となっている。「店主の人格がありえない」「子どもが間違ったことは事実。でも両親が許しを求めたのにもかかわらず、店主は大人げない行動をした」「子どもが盗んだ金額を賠償してもらってお終いにしたらよかったのに」など店主への怒りの声が大半を占めている。
一方で「万引きはよくない」として「まずは子どもの教育からしっかりして」「うちの子も6歳の時にスーパーで万引きしようとしたから、警察に行って『牢屋に入らなきゃ』と演技したことがある。子どもは大泣きしたけど、その後家でしっかり説明して二度としないことを約束させた」とのコメントも。
あるユーザーからは、店主の心情について「小学校の前にあるコンビニだから、この児童だけが万引きしたわけじゃなさそう。店主が盗まれた商品全部(の代金)をこの児童1人に押し付けようとしたのだろう」と指摘する声も上がった。(翻訳・編集/松村)
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