中国、太平洋南東部でレアアース鉱床を発見―中国メディア

人民網日本語版    2018年4月13日(金) 18時30分

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レアアースは「工業のビタミン」と呼ばれている。中国大洋協会が12日に発表した情報によると、中国大洋第46回科学観測において、科学観測船「向陽紅01」の科学観測隊員が太平洋南東部で初めて、大面積のレアアースを豊富に含む泥を発見した。資料写真。

レアアース(希土類)は「工業のビタミン」と呼ばれている。中国大洋協会が12日に発表した情報によると、中国大洋第46回科学観測において、科学観測船「向陽紅01」の科学観測隊員が太平洋南東部で初めて、大面積のレアアースを豊富に含む泥を発見した。科技日報が伝えた。

泥の元素測定データと浅層・マルチレーザー測量資料を総合的に分析し、科学観測隊は太平洋南東部で面積約150万平方キロメートルの、レアアースを豊富に含む泥のあるエリアを初歩的に確定した。同海域でレアアースを豊富に含む泥が広範囲で見つかったのはこれが初。

日本人科学者は2011年、太平洋の深海の沈積物に、世界の陸上レアアース資源量の800−1000倍に当たるレアアースが存在すると発表し、国際社会から注目を集めた。

中国大洋協会は2012年に、世界大洋海底レアアース資源潜在力の研究プロジェクトを立ち上げた。中国は世界で2番目に深海レアアース資源調査を行う国になった。これまでの分析によると、中国は太平洋とインド洋でレアアースを豊富に含む4カ所の鉱床を初歩的に確定し、世界に深海レアアース資源潜在調査エリアが12カ所存在すると発表した。

今回の発見は、中国がこれまで発表していた予測範囲内にある。これにより中国がレアアース鉱床の分布法則をすでに初歩的に把握したことが証明された。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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