高畑勲監督の「火垂るの墓」、中国人はどう評価しているのか

Record China    2018年4月13日(金) 17時20分

拡大

映画監督の高畑勲さんが今月5日に亡くなった。高畑さんの代表作「火垂るの墓」は、中国人にどのように評価されているのか。資料写真。

映画監督の高畑勲さんが今月5日に亡くなった。中国では、大小さまざまのメディアが高畑さんの死を悼む記事を連日配信している。

中国国営の新華社は7日、「日本アニメの巨匠、高畑勲が逝去 代表作は火垂るの墓」と題する記事で高畑さんの功績を紹介した。北京青年報は「高畑勲を失い、宮崎駿はどれだけ寂しいのだろうか」と題する記事を掲載。東映時代からの2人の関係性について詳しく伝えている。

高畑さんの訃報を受け、日本テレビは急きょ13日の「金曜ロードSHOW!」で「火垂るの墓」の放映を決めた。高畑さん、そして宮崎駿のジブリ作品は中国でも非常に人気が高く、多くの中国人が一度は見たことがあると語る。では、高畑さんの代表作「火垂るの墓」は中国人にどのように評価されているのか。

中国コミュニティーサイト・豆瓣(douban)の映画レビューでは、10点満点で8.7点という高評価を獲得している。最高の5つ星(強くおすすめ)を付けたユーザーは52.2%に上り、最低の1つ星はわずか1.1%だった。また、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の同作のページでは、最高の5つ星を付けたユーザーは68.4%にも上った。

ネットユーザーからは、「素晴らしくて涙を誘う」「2回は見られない」「感動したけど、つらくて耐えられない」「戦争の残酷さは想像できるようなものじゃない」といったコメントが寄せられ、中には高畑さんが亡くなったことについて「この巨匠を記念する最良の方法は、彼の作品を振り返ることだけ」としのぶユーザーもいた。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携