関係を拒絶され、逆上した少年が元同級生の少女に点火―安徽省合肥市

Record China    2012年2月28日(火) 12時15分

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27日、中国・安徽省合肥市で昨年、高校生の少年が同級生だった少女の頭部に火をつけて重傷を負わせた事件が発覚した。写真は被害者の少女。

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2012年2月27日、中国・安徽省合肥市で昨年、高校生の少年が同級生だった少女の頭部に火をつけて重傷を負わせた事件が発覚した。京華時報などが伝えた。

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2011年9月、事件が起こった当日の午後、被害者の少女の母親は加害者の少年が家の前に居座っている様子を2度、目撃している。娘につきまとう少年の問題行動を以前より認識していた母親は少年を追い払い、自宅にいた娘には注意を促して外出した。しかしその後、少年は少女の家を訪ね、少女は少年を家の中に入れてしまったらしい。

少年が彼女につきまとっていたのは同級生の誰もが知っていたという。この日も、「他の男とつきあったらただではおかない」と脅す少年を、少女はきっぱりした言葉で拒絶したというが、これで逆上した少年は、隠し持っていたライター用のオイルを少女の頭部にかけ、点火した。騒ぎに気づいた叔母がふとんなどで覆って消火し、病院に搬送して一命は取り留めたが、少女は重傷を負った。

当初は治療費を全額負担すると申し出ていた少年の両親が、支払い能力の問題を挙げて当初の取り決めの撤回を求めたため、このほど少女の家族が事件についてマスコミに公表、世間に知られるところとなった。少年の両親は、少女が退院するまでの治療費30万元(約383万円)以上を負担したが、今後、彼女の容姿を取り戻すための形成手術費用としてさらに必要となる280万元(約3580万円)の求めについては、「とても応じることができない」とのことだ。

少年の父親の説明では、2人は過去に交際関係にあった。関係は良好だったが、少女に新しい恋人ができたため、ショックを受けた少年はどうしてよいかわからず、犯行に及んでしまったという。これに対し、少女の家族らは「罪を軽くするための言い訳だ」と反論。少女は彼との交際に応じたことはなく、少年があまりに執拗に迫るため、やむなく転校したうえ、1年間の休学に追い込まれたと主張。事件は復学してわずか2週間後のことだったという。

2人の同級生らは「2人が交際していたのは多くの同級生が知っていた」と証言している。ただし、少年による日常的な暴力がひどく、少女はずっと彼と別れたがっていた。しかし、少年が脅していたため、ずっと別れることができなかったという。なお、少女の形成術には今後、何年もの長い時間がかかり、それでも容姿が完全に元通りになることはないそうだ。(翻訳・編集/愛玉)

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