2019年5月8日、韓国・SBSはによると、米ニューヨークのタイムズスクエアに掲げられた大型広告について「朴槿恵（パク・クネ）前大統領の釈放を求めているのではないか」との指摘があり、物議を醸している。

記事によると、広告は韓国の女性優越主義のウェブサイト「Womad」が出したもの。サイトのロゴ、「RELEASE THE TRUTH（真実を明らかにせよ）」という文字とともに人物のシルエットが描かれているが、その人物が「手を挙げてあいさつする朴前大統領に見える」という。そのため、収監中の朴前大統領の釈放を求めているのではと推測する声が出ているという。

「Womad」はこれまでにも朴前大統領を支持してきており、昨年12月から「朴前大統領の弾劾は不当であることを知らしめるべき」だと主張する広告を出すために募金活動を行うなどしている。ただ、記事は「まだ何も明確になっておらず、広告の狙いが何か、見守る必要がある」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「Womadはよくやったと思う。不正の証拠もないのに、なぜ監獄に？大統領よ、朴槿恵がそんなに怖いか？」「朴槿恵に罪はない。Womadだって分かってるのにね」「Womadは獰悪（どうあく）だ。自分たちの利益のために政治、経済に通じている人が多いし、特に経済への関心が強い。そういう人たちが現大統領ではなく、朴前大統領を支持している。それが何を意味するか考えるべき。Womadは好きじゃなくても、朴氏復権には同意するしかない」「うわさだけで大統領を弾劾する。おかしな国、韓国」「文在寅（ムン・ジェイン大統領）のやってることを見ていたら、朴槿恵が気の毒に思える」「朴槿恵に何の罪があったのか。（セウォル号事件で）悪いのは何もしなかった木浦（モクポ）海洋警察だ」など、朴前大統領を支持する声が多く寄せられている。（翻訳・編集/麻江）