米NBAのジェレミー・リンが中国に新たなナショナリズムを巻き起こした―米メディア

Record China    2012年2月21日(火) 19時3分

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20日、台湾系NBAプレーヤー、ジェレミー・リンの活躍により、中国で新たなナショナリズムが巻き起こっている。写真はジェレミー・リン。

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2012年2月20日、台湾系NBAプレーヤー、ジェレミー・リン(林書豪)の活躍により、中国で新たなナショナリズムが巻き起こっている。米ボイス・オブ・アメリカ中国語版ウェブサイトが伝えた。

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ジェレミー・リンがNBAで見せた奇跡の活躍は、中国の人々を熱狂させた。一躍時の人となり、ネット上はジェレミー・リンの話題で持ちきり。官製メディアの新華社までもが「中国のファンはジェレミー・リンがロンドン五輪で中国国家代表チームの一員としてプレーすることを望んでいる」と報じた。

だが、こうした国を挙げてのはしゃぎぶりに対し、「ジェレミー・リンはれっきとした米国人。中国人の顔をしているだけ」と見る向きも。それよりも中国生まれの中国人であるダラス・マーベリックスのイー・ジェンリェン(易建聯)を応援すべきとの意見も多数上がっている。新浪微博が実施したアンケート調査によると、イー・ジェンリェンの支持派は86%、ジェレミー・リンの支持派はわずか14%にとどまった。

中国のネット作家、莫之許(モー・ジーシュー)氏はこうした動きについて、「各国の民衆が自分たちの優秀な公民を誇りに思うことは当然のこと。だが、中国人はいまだに狭いナショナリズムから抜け出せていない」と指摘。「中国人がジェレミー・リンを応援したい気持ちは自然なことだが、国を背負わせるといった余計なプレッシャーをかけるべきではない」と訴えている。(翻訳・編集/NN)

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