私立大学が十数年で30倍に急増、学費は高いが「就職に有利」―中国

Record China    2012年2月16日(木) 10時8分

拡大

13日、中国では改革開放と経済成長に伴い、大学など私立の高等教育機関が過去十数年で30倍以上に急増した。写真は北京の私立学校。

(1 / 4 枚)

2012年2月13日、米ワシントン・ポスト紙によると、中国では改革開放と経済成長に伴い、大学など私立の高等教育機関が過去十数年で30倍以上に急増した。国立大に比べて私大の学費は平均2倍の高さだが、実務的な技術や知識を教えることで「就職に有利」とアピールする大学も出ている。環球時報が伝えた。

その他の写真

米ボストン大高等教育研究センターのデータによると、1997年にはわずか20校だった中国の私立高等教育機関は、10年には630校以上に激増した。08年時点では、中国の大学生の5分の1が私立校生に。90年代後半に1割程度だった大学進学率は、現在27%に上昇。20年には40%に達するとみられている。

私立大の年間学費は平均1500ドル(約11万6300円)と公立の倍だが、就職率の高さと社会で役立つ実務的な教育が売りという。しかし、私大経営は校舎建設費など初期投資が巨大な上、人口増の鈍化による学生争奪戦の激化も予測され、今後の見通しは明るいばかりではないようだ。

中国では文化大革命期間中、大学などの高等教育機関が機能不全に陥った。中国政府は99年、私立大学の設立制限を撤廃。03年には公的教育機関との提携も認めるなど開放政策を進めてきた。(翻訳・編集/AA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携