男子1万メートル中国代表選手に出場停止処分=官僚がドーピングを強要か―中国

Record China    2012年2月9日(木) 11時36分

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7日、中国陸上競技協会は、陸上男子1万メートルの田夢旭及びそのコーチにドーピング違反で、出場停止2年、罰金2万元の処分を科した。写真は2009年、中国全国運動会に出場した田夢旭。

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2012年2月7日、中国陸上競技協会は、陸上男子1万メートルの田夢旭(ティエン・モンシュー)及びそのコーチにドーピング違反で、出場停止2年、罰金2万元(約24万円)の処分を科した。8日、華西都市報が伝えた。

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田は1989年生まれの22歳。河南省の農村出身だが、2001年に体育学校に入り、陸上選手としての実力を高めてきた。2009年、第11回中国全国運動会の男子1万メートルで河南省代表として優勝。ナショナルチーム入りも果たしている。

田と同時にそのコーチの酒尚選(ジウ・シャンシュエン)も処分を科されたが、酒は名ばかりのコーチだったという。「薬師」と呼ばれ、多くの選手にドーピングを教授してきた王徳顕(ワン・ダーシエン)が田を指導していた。

順風満帆の競技人生を送っていた田がなぜドーピングに手を染めたのか。事情に詳しいある河南省在住の関係者は、「もし河南省の官僚が成績のためにドーピングするよう求めたらコーチも拒否できないでしょう」と話した。

実はドーピングの事実は昨年4月時点で発覚していたのだという。なぜ10カ月が過ぎた今、処分が下されたのか、その経緯も不明だ。華西都市報は中国国家興奮剤検測センターに取材したが、発表の遅れについてはなにがあったのかはわからないと話している。(翻訳・編集/KT)

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