日本式のサービスは台湾には合わない?―台湾メディア

Record China    2018年3月26日(月) 8時20分

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24日、台湾メディアの中時電子報は、日本式のサービスは台湾には合わないのではないかとする記事を掲載した。資料写真。

2018年3月24日、台湾メディアの中時電子報は、日本式のサービスは台湾には合わないのではないかとする記事を掲載した。

記事は、日本のサービスが「細部とククオリティーにこだわっており、素晴らしい接客態度は各界が学ぶべき指標となっている。そしてこの日本のサービスこそ多くの台湾人を日本旅行へと引き付けており、台湾の業界でもこのようなサービスで顧客の心を捉えたいとの期待を持つようになっている」と紹介。その上でフェイスブックでの投稿を紹介し、台湾では「長期にわたる恐るべきクレーマー現象があり、日本式のサービスは台湾では合わない」との意見があると伝えた。

記事によると、台湾企業の多くは、「事なきを得るために折れる」ことが習慣となっており、第一線で働く従業員もクレームを恐れるため「原則を曲げて尊厳もなくなる」という状況で、その結果「多くのクレーマーを育てている」のだという。そのため「今の世の中は、自分では賢いと思う違法なやり方で得をしようとする人が多すぎる。道徳心はどこに行ったのだ?得をしたところで自尊心はどこにあるのだ?」と問いかけている。

その上で記事は、今の世の中がますます低俗で混乱した状況となっているのは、こうした行為を取り締まる法律が整っていないだけでなく、「大して変わらないという心理状態」も関係していると分析。「台湾のクレーマー文化は長期にわたって蓄積されてきたもので、甘やかされて悪くなってしまった恐ろしい現象だ」と論じた。

そのため、日本式のサービスを模倣することについて、「台湾企業は形式を取り入れるが、日本と台湾の民度の違いを考慮していない。日本式の精神と態度は台湾には合わず、これが台湾でクレーマー事件が多発する要因となっている」と分析した。(翻訳・編集/山中)

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