サファリパークでバスがトラに襲われ立ち往生=乗客27名、恐怖の20分間を過ごす―山東省済南市

Record China    2012年2月7日(火) 8時29分

拡大

4日、山東省済南市の●(=「足」に「包」)馬嶺サファリパークでバスがベンガルトラに襲撃され、乗客27名が一時エリア内に閉じ込められた。写真は同園のベンガルトラ。

(1 / 4 枚)

2012年2月4日、山東省済南市の●(=「足」に「包」)馬嶺(パオマーリン)サファリパークでバスがトラに襲撃され、乗客27名が一時エリア内に閉じ込められた。山東テレビのニュース番組「民生直通車」が報じた。

その他の写真

事件が起こったのはサファリパークのベンガルトラのエリア。園内のトラ7〜8頭が乗客を乗せたバスを取り囲んでタイヤやワイパーに噛み付き、フロントガラスを体当たりで破壊、運転手が手に怪我を負った。エリア内は携帯電話が圏外で、職員も食事のために持ち場を離れており、バスは監視カメラで発見されるまでの約20分間閉じ込められていた

乗客が乗っていたのは防護設備のない普通の観光バスで、乗車前に危険を感じた乗客の一人が別のバスに乗せるよう求めたが、防護設備のついたバスがあるにもかかわらず、園側は同意しなかったという。

乗客は「トラは腹が減っていたのか、目についた物に手当たりしだい噛み付いていた。タイヤは4本ともパンクして、出口の扉も開かないので、運転手はトラをやり過ごそうと行ったり来たりを繰り返していた」「タイヤに噛み付いたトラの歯が折れて、口が血だらけになっていた。子供は泣きわめくし、トラはバスを取り囲むし、車内はパニック状態で悲鳴が上がっていた。20分後にやっと扉が開いて、ようやく『虎口』を脱出できたよ」と、当時の状況を語った。

園側は入場料を返還して補償金を支払ったという。支払い金額は明らかにされていない。(翻訳・編集/岡本悠馬)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携