Record China 2018年3月23日(金) 12時50分
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22日、台湾メディア・聯合報によると、台北の立法院周辺で行われていた市民団体などによるデモ行進に、旭日旗のステッカーを貼り付けたバイクが突入を試み、デモ参加者に取り込まれるトラブルが起きた。写真は旭日旗。
2018年3月22日、台湾メディア・聯合報によると、台北の立法院周辺で行われていた市民団体などによるデモ行進に、旭日旗のステッカーを貼り付けたバイクが突入を試み、デモ参加者に取り込まれるトラブルが起きた。
記事によると、国民党支持派の市民団体である藍天行動連盟や、中国本土との統一を目指す中華統一促進党などのメンバーが22日、立法院への抗議活動中に転落して死亡した退役将校の追悼式後に立法院周辺に集結してデモ行進を開始。午後3時20分ごろに旭日旗がデザインされた服装に、ヘルメットや車体に旭日旗のステッカーを張り付けたライダーが突然アクセルをふかしてデモ行進の列に向かってバイクを進めようとした。
これを発見したデモ参加者らは「故意に隊列に突っ込んで来る」と思い、すぐにライダーを取り囲むと大声で激しくののしったほか、衣服を引っ張る、バイクを蹴る、ヘルメットを激しくたたくなどの行為に及んだ。警備していた警察官が現場に駆けつけて群衆を抑えると、人だかりの中からライダーを引っ張り出し、道路の反対側へと誘導し事態は沈静化した。
台湾のテレビ局TVBSによると、デモ参加者らはライダーに対して「あいつは日本人だ、殺せ」などと叫んでいたという。また、デモ行進の現場について「統一促進党のメンバーが五星旗(中華人民共和国の国旗)を掲げたことで藍天行動連盟メンバーが不満を抱き、双方が激しくもみ合った」とも報じており、現場には険悪なムードが漂っていたようだ。なお、ライダーが故意に隊列に突っ込もうとしたのかについては、明らかになっていない。(翻訳・編集/川尻)
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